真珠とは
真珠(しんじゅ)あるいはパール(Pearl)とは、貝から採れる宝石の一種です。
幾重にも重なった層によって、虹色のきらめきが生まれる真珠(パール)は、美しさを象徴する石です。
真珠(パール)は貝の体内で生成される神秘的なです。
異物を包み込み、美しい宝石を産み出すことから、子宝や富を象徴する石ともいわれています。
貝の種類によっては、作られる真珠の色や形は異なります。
例えば、和珠と呼ばれるアコヤ真珠や形の種類が豊富な白蝶真珠、
ブラックパールとして有名な黒蝶真珠や半球型で虹色が印象的なマベ真珠、
ドロップ型などのさまざまな形をもつ淡水真珠などです。
真珠の言い伝え・宝石言葉
「人魚の涙」とも呼ばれる上品で優しさのある乳白色の美しい光沢は、古来から宝飾品として珍重されてきました。
華やかな場でも存在感のある真珠(パール)のジュエリーですが、「神の涙」とも呼ばれ、「悲しみの涙」を表すことから喪の席でも身につけることのできる宝石です。
喪の席で使う真珠のネックレスを選ぶ場合には、華やかさを控えるためにロングタイプでないシンプルなものを選びましょう。
そして多連のものは”悲しみが重なる”という意味となりタブーになるため、1連のものを身に着けます。
このように真珠(パール)のジュエリーは、冠婚葬祭の様々な場面で使えるので、大人になったら一つは持っておくとよいでしょう。
真珠のお手入れ
真珠(パール)は宝石の中でも傷つきやすく、主成分が炭酸カルシウムなので酸や油に弱いという特徴のある宝石です。
そのため、汗や化粧品などがついたままにしておくとせっかくの美しい光沢が失われていきます。
身につけた後は柔らかくて清潔な布で拭くことで、輝きが長続きします。
紫外線や多湿、乾燥も大敵ですので、ケースに入れて大事に保管されることをオススメします。
真珠(パール)はフォーマルからカジュアルまで使いやすい宝石ですが、経年劣化しやすい石でもあります。
日々のお手入れに気を付けて、長く美しいパールジュエリーを身に着けましょう。
”身に着けた後は優しく拭く”
真珠(パール)の毎日のお手入れは、使用後に優しく拭くことが基本です。
人の汗や皮脂で光沢が失われ変色の恐れがあるため、着用後は柔らかく乾いた布で汗やほこりを優しくふき取ってから収納しましょう。
また真珠(パール)は炭酸カルシウムで出来ており、酸や熱、水に弱いので取り扱いには注意が必要です。
さらに化粧品や整髪料などの成分にも弱いので、メイクやヘアセットが終わってから真珠(パール)のジュエリーを身に着けるようにしてください。
”他のジュエリーと一緒にしない”
真珠(パール)は表面が柔らかく、傷がつきやすいのも注意すべき点です。
ジュエリーはまとめてジュエリーボックスに収納する人が多いと思いますが、真珠(パール)は他の宝石と触れ合うと表面に傷がついてしまいます。
そのため、他のジュエリーとまとめて一緒に収納せず、単体で収納ケースで保管するようにしましょう。