去年から引き続き、おうち時間がたっぷりある今日この頃。
コロナ禍の前には、休日や空き時間があると、
舞台観劇や、旅行といった外に出ていくことが多い生活だった私。
不要不急の外出を出来るだけ避けなくてはいけない今は、
その分たくさん出来たおうち時間を使って、
普段家でやりたかったけど、
ついつい後回しにしていたことをやるようにしています。
片付けや、模様替え、ちょっと凝った料理作り…色々ありますが、
今回は、思い出のアクセサリーを少しリメイクしてみました。
アクセサリーと言っても、当店の商品ではありません。
今から20年以上前、私が幼い頃に家族で東京に旅行した時に買ってもらったイヤリングです。
どうでしょうか?なんの形か分かりますか?
そう、風鈴型のイヤリングです。
銀座の歩行者天国に出ていた江戸風鈴の屋台の片隅で売られていた、このイヤリング。
なんと、大きい本物の風鈴と同じ製法で職人さんが手作りしていて、
ちりんちりん、と揺れるたびに風鈴と同じ音も鳴ります。
子どもだった私の手にも収まるくらい小さいのに、
揺れるたびに鳴るささやかな音にひとめ惚れしてしまって、
誕生日が近かったこともあって、
父におねだりして、買ってもらったのでした。
当時、和風のアクセサリーは珍しかったので、
大人になるまで、夏の浴衣のお供として長く愛用してきましたが、
ここのところの夏は、浴衣を着る機会もなく、
アクセサリーBOXの奥底に仕舞われっぱなし。
気付いた時には、メッキが剥がれ、散々なことに・・・
まずは、変色してしまったパーツを取り替え。
そのあと、当時はピアスホールなんて空いていなかったので、
イヤリングでしたが、今付けるならピアスが良いなあと思い、
イヤリングのパーツをピアスのパーツに取り替えました。
それから、あとは、風鈴を揺らすための短冊の部分。
白くて薄いプラスチック板で出来ているんですが、
幼い頃の私の出来心で、その板に蓄光塗料が塗られていて、
それが経年劣化によりかなりぼんやり光るという残念なことになっていたので、
こちらも思い切って取り換えることに。
ただ、結構大事な部分だったようで、付けるものによって全然印象が違う!
羽根にしたらお洒落なんじゃないか、とか、タッセルの方が・・・?
なんて、パーツ屋さんでいくつかチョイスしてきたものを、
付けたりやめたり何度も繰り返し・・・。
結局、短冊型の金色パーツになりました!
かなり薄いのにプラスチックで出来ているので、軽いですし、
風鈴型というのにひとめ惚れしたのだから、初志貫徹。
風鈴らしい形に落ち着いたのでした。
今年は、そろそろ風鈴の時期もおしまいですね。
せっかくキレイにリニューアルしたので、
来年こそは、この子を耳に揺らしながら夏祭りに行きたいものです。